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Non Stop Fright はお好き?

Pocari Sweat とか Calpis という商品名が、ネイティブからすると変に思えるという話題が掲示板に出ていた。Pocari Sweat のSweat は「汗」だし、Calpis は Cow Piss (牛の小便)に聞こえるからだ。

この手の英語は、たくさんある。以前エジプトで、外国人バックパッカーから、日本には近畿日本ツーリスト(Kinki Nippon Tourist )という会社があるんだってな、と皮肉まじりにいわれたことがある。Kinky という語には性的異常とか変態という意味がある。同じく、Kinki Kidsも危ない名前である。

近畿は地名だから仕方ないけれど、変な英語をあてた商品名も多い。たとえば、マニキュア用の除光液は、日本ではネイルリムーバーと呼ばれている。文字どおりに訳せば「爪剥ぎ」で、まるで拷問器具である。正しくは、Polish Remover だが、これも誤訳すれば、ポーランド人抹殺装置という意味になってしまう。

あと以前から気になっていたのが、文房具やティッシュの箱などに書かれているコピーともなんともつかない妙な英語だ。たとえば部屋にプラスチック製の衣装ケースがあるが、その引き出しにはこう書いてある。

This tasteful ornament can be of use at home anytime, anywhere

いいたいことは、なんとなくわかる。この衣装ケースは使いやすいよということなのだろう。しかし、 tasteful ornament とはなんだ。 tasteful は「品のいい」ことを表し、ornament はブローチや首飾りのような身につける装身具のことである。いくらなんでも衣装ケースをornament と呼ぶのは無理があるのではないか。

また、手許のカラー表紙のノートの片隅には、こう書いてある。

The natural blessings found in this powdery color base will give you a power brush up

なにがいいたいのか、さっぱりわからない。あえて直訳すると「この粉末状の色地に見られる自然の恩恵が、あなたにふたたびやり直す力を与える」とでもなるのだろうか。哲学的に過ぎて、ほとんど意味不明である。

こういうコピーは、まず読むことはないし、書くほうだってデザインのつもりで、適当に英語をならべただけだろう。東南アジアで売られている変な日本語の書かれたTシャツと同じ感覚なのだろう。

しかし、東南アジアのそれとちがって、一応文章になっているから、ネイティブには気になるようだ。こういう意味不明な英語を Japanese Engrish (Englishではない)と名づけてコレクションしているサイトもある。

ここをのぞくと、あらためて変な英語の氾濫ぶりに驚くのだけれど、こっちはネイティブではないので、そのフレーズのどこがどう変なのか、ぴんとこないのがちょっと悲しい。ついでに、変である理由と正しい用例も書いてもらえると、勉強になるのだけど。

わかりやすいのもある。たとえば、ひじやかかとの角質を落とすための Horny Removerと称された硬そうなブラシ。Horny には「性的に興奮した」という意味があるので、性欲をとりのぞくための器具という意味になる。しかし、どうやって使うのだ?

いまはなきJAS の秋田−沖縄便のポスターもすごい。

Non_stop_fright

コピーには、Akita to Okinawa, Non Stop Fright, Re Open とある。単純なスペルミスとはいえ、飛行機の宣伝文句に Non Stop Fright はあまりにシュールである。

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