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発作的特別編 「ゆきのひ もりのなかで」 (かっぱくんとあひるさん1)

 

01

あさ めが さめると

 
 
02

そとには ゆきが ふっていた

 
 
 
03

ゆきだ

 
  
 
04


ゆきだ
 
 

 

05


ゆきだ


  

 

06


ゆきが ふってきた


 
 


07


あれ だれか  ゆきに うまってる

  
 


08


「さむくないの?」

「うもう きているから さむくないよ」

 
 


09


「じつは ゆきだるまを さがしているんだ いっしょに いかない?」

「うん いく」

 

 

10

「どうして ゆきだるまを さがしているの? 」

「それはね ゆきだるまを みつけないと はるが こないからだよ」

  
  

11


「あれ これは いったい なに?」

 
 
 
 

12

「ああ これは かたつむりだよ さむいから まるまっているのさ」

「ふーん」


 
 
 


13

「あれ あのひとは なに?」

「あれは おすもうさんだよ」

 
 
 

14


「おすもうさん かたくなって うごかないよ」

「それはね かんげいこ しているからさ」


 
 

15


「あれ あのものは なに?」

「あれは なまはげさ」


 

 

16


「なまはげ?」

「そう ゆきだるまの らいばるさ」

「ふーん」

 
 


17


「あれ あのひとは?」

「あれは だれかな おーい」


 
 


18


「あ なんだ そうじを しているんだよ」

「そうじ?」


 
 

19


「ほら ほうきを もっているだろう ゆきを はいて たいらにしているんだよ」

「どうして たいらにするの?」

「はるの じゅんびだよ」

「ふーん」

 
 
 
 


20


「ここは なに?」

「ゆきだるまが つかわなくなった いえだよ ゆきだるまの ぬけがらが あるだろ」

「ふーん」


  
 
 

21

「きもち いいね」


「うん」

  
  
 

22


「さあ しゅっぱつだ きみは ぼくの ぶんしんに のりたまえ」

「ぶんしん?」

「さあ ゆきだるまを さがそう」

「ぶんしん?」


   
 
 

23


「あ ゆきだるまだ!」


 
 
 
 


24


「これで ちゃんと はるが くるんだね」

「そうだよ これで はるが やってくる きみの おかげだよ」

 
 
 
 


26


「ゆきだるま も みつかったし そろそろ おわかれだ」

「ぼく さびしいよ」

 
 
 
 
 

25


「かなしまないで ゆうじょうの しるしに きみに とくべつな ちえの ことばを ぷれぜんとしよう あとで あけてごらん」
 
 
 
 

27

「きっと また あえるさ ちえの ことばを わすれないでね」

 
 
 


28


「…………」

 
 
 
 
 
 

29


「あひる さん……」


 
 
 
 

30

 
 


〈おわり〉

 
 

つづきもあります。


2 はるを さがしに

3 おはなみ

4 あまやどり

5 なつの まひるの ゆめ(前編)

6 なつの まひるの ゆめ(後編)

7 あひるさんの ゆめ


 
まだ、あります。あとは「バックナンバー」からどうぞ。


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かっぱくんとあひるさん」カテゴリの記事

コメント

すごく可愛くて、それなのに大笑いしてしまいました。いやぁ~素晴らしい、大人の絵本を読んだような気分です。

田中さんて、オチャメですね。決めました!私 ファンになります!

でも、私のブログはしょうもないものなのでアドレスはご勘弁ください。そのかわり、田中さんが沖縄へいらっしゃることがあれば歓迎の花束をもって空港へはせ参じます。

でも、スゴイ雪ですね。私は今日 ワンコと散歩している時に倒された数本のバナナの木を見つけ、家に持ち帰って植えましたが、同じ日本の風景とは思えませんね。

関東は雪がだいぶ降ったのですね。

別府でも、山の頂上付近は雪化粧しています。
通行止めになった道路もあると聞きましたが、私の畑はさほど山深いところにはないので、雪景色は見られませんでした。まさかこんなメルヘンチックな写真をたっぷり見せてもらえるとは。冬の気分を満喫いたしました。

メディアでやたらと「温暖化」の不安をあおられているためか、寒いとなんだかほっとします。実際、寒さにあわないと開花準備をはじめられない植物もあることだし、冬があってこそ春がうれしいのだし、寒い冬大歓迎です。

>catalinaさま

たのしんでもらえてよかったです。東京もめったに雪が降らなくなって、ときおりこうして雪景色が広がると子供のようにわくわくしてしまいます。かっぱとあひるの物語、たのしんでくださる方がいれば、またいつか衝動的につくってしまうかもしれません。
これからも、よろしくお願いします。

>鈴木かおりさま

最近はうちの近所では、氷も張らないし、霜柱をざくざくと踏むこともないし、もちろんつららもぜんぜん見ていません。冬は、やっぱりきーんといてつくような冬がいいですね。高村光太郎の「きっぱりと冬が来た」みたいな。

真知さんは本当に多彩なかただなあ……いや本当に。
鈍くさい主婦に言われてもしょうがないでしょうが……まったく新鮮に驚きますよ。

>三谷眞紀さま
どちらかといえば地味めの色が好きですが、最近は赤やオレンジのフリースも着ているので、ちょっと多妻、いや多彩です。

北京に行ってました。
遅ればせながら、アマゾンの順位、スッゲーですね。
ぼくのは最高で700位くらいでした。
このところすっかり落ちてます。ああー。
そこで生命維持のため、ちらほら取材を受けに上京したりしています。それも交通費が自腹だったりもするのです(涙)。

>岡崎大五さま
北京はいかがでしたか。餃子は食べましたか。
アマゾンの順位の基準は正直よくわかりません。実際、あそこでベスト100に入っている本で読みたいと思う本は1冊くらいしかなかった。
世間とずれているのはいいのですが、生命維持ができないとちょっとこまりますね。

こんにちは
私は三谷眞紀の娘です。
小学四年生です。
真知さんがのせたお話とっても面白かったです。
アヒルはカッパにえらそうにいろんなことを教えていたけれど本当は何にもわかっていないと言う所が面白かったです。
一番最後にアヒルがカッパにわたした知恵の言葉がうけました。
私も将来小説家になりたいです。
お返事ください。

>コシヒカリさま

ありがとうございます
小学四年生の女の子から感想がいただけて、とてもうれしいです。と同時に、ちょっとどきどきしました。

アヒルはちょっとえらそうですね。
でも、ひとはだれでもアヒルみたいなところがあります。
そんなアヒルのとんちんかんなところが、ぼくはけっこう好きです。

コシヒカリさんは小説家になりたいのですね。
ぼくは小説家ではありませんが、ものを書くとか、つくるということはむかしからわりと好きでした。

小学四年生のときはノートに「どし太くん」というマンガを描いて、クラスのみんなに見せていました。
どし太くんはオバQみたいなキャラクターで、そのほかの登場人物はクラスの同級生でした。

たとえば、クラスでいちばん背の高かったてるいくんがさらに巨大化したり、すごうくんがうんちの沼にしずんだり、おびしゃくくんの鼻水が何十メートルものびていって、どし太くんをぐるぐる巻きにするというような、あまり品のあるお話しではありませんでした。

でも、「どし太くん」を描いているときは、ほかのことがどうでもよくなってしまうくらい、うきうきとたのしい気分でした。両親に怒られても、友だちにいじめられても、「どし太くん」のことを考えると、そんないやなこともすっかり忘れて、わくわくしてきました。

ものを書く仕事をささえているのは、そういうわくわく感だとぼくは思います。ひとができあがったものをどう思うかは気になるものですが、ほんとうはどうでもいいのです。あまり、そんなことを気にしていると、つまらなくなります。

だから、コシヒカリさんも、いまなにかを書くことで、自分の気持がむずむずと浮き立ってくるならば、それは100パーセント正しいのです。その気持を大切にしてください。あと、アヒルの「ちえのことば」も忘れないように。

真知さん、こんにちは。
長崎のカメ吉です。
お声をかけてくだされば参加したのですが、いまは冬眠中でうごけませんで……次の機会を待ちます。

lalombe代筆

あぁすみません。
変換ミスをしていました。
自分の手で書いたら決してしないまちがいを犯すのがキカイ頼みの悪いところです。

ところで娘にていねいなお返事、ありがとうございました。
とても感激しました。
「おへんじが、きた!きた!」と飛び上がって喜んでいましたよ。
今はまだ、真知さんの本が読めるほど大きくないので、もう少し成長したら貸してやろうと思っています。
本当にありがとうございました。

>亀田亀吉さま

冬眠中なのにコメントありがとうございます
うちのカメはヒーターをいれているので、冬眠はしていませんがぼーっとしていて、ほとんど餌も食べません。
カメ吉さんも春になったら参加してください。

>三谷眞紀さま

こちらこそコシヒカリさんの感想をうれしく読ませていただきました。アヒルとカッパにも伝えておきます。


真知さんご無沙汰しております。
今息子3匹を膝の上に乗せながら楽しく読ませてもらいました。
何度かスカイプでお会いしているカッパくんやアヒルさんの物語、子供達はとても喜んでおりました。(もちろん私も)
長男「今度は僕も一緒にお話を作りたいな!」次男「今度はごうくん(即興で作った人物)がでてくるといいな~」だそうです。次回作期待しております。

真知さんご無沙汰しております。
今息子3匹を膝の上に乗せながら楽しく読ませてもらいました。
何度かスカイプでお会いしているカッパくんやアヒルさんの物語、子供達はとても喜んでおりました。
長男「今度は僕も一緒にお話を作りたいな!」次男「今度はごうくん(即興で作った人物)がでてくるといいな~」だそうです。
大人の絵本ですね。本当に。私も楽しく拝見させていただきました。
久しぶりの雪景色、主人が昔真知さんの家の近くで”眠る人”と一緒に雪だるまを作ったという話を思い出しました。

>3兄弟の母さま

おひさしぶりです。
お元気でそうでなによりです。
みんな大きくなったんだろうな。
思いがけず子供たちにもよろこんでもらえたようで、うれしく思います。また、そのうち、またカッパとあひるのお話しをのせますね。

>”眠る人”と一緒に雪だるまを作った……

あれは帰国したばかりの冬で、雪の多い年でした。
「眠るひと」はあのとき初めて雪を見たんじゃなかったかな。

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