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おばさまのコメントが文学であること

前におばさまのコメント力に感心した話を書いた。ピカソの絵を見て、これはキュビズムの何とかでとか、青の時代の何とかで、というのでは、ただのうんちくでしかないし、ちょっと怖いわよね、というのでは感想でしかない。しかし「肉、食べたいわね」といった瞬間、それは文学になってしまうのだ。たとえばーー。

 

カオリはピカソの絵を前に、急に食欲がこみ上げてくるのを感じて、思わず唾液をごくりと飲み込んだ。喉の奥がしめつけられ、無性に生肉にむさぼりつきたい衝動にかられた。屠ったばかりの血の滴る生肉が脳裏に浮かんだ。あたしったら、どうしたのかしら、とカオリは赤面した……。

 

……てなかんじで、そこから物語へと発展してしまいそうなのだ。同じく、人体の不思議展で解剖された足首を見て「カトウさん」を思い出したご婦人の想像力も文学へ昇華しそうな可能性を感じさせる。

 

そこに展示された死体の足首を見て、マキは不意にカトウのことを思い出した。血の気を失った青白い彫刻のような足首。似ている……とマキは思った。マキがカトウとつきあう気になったのは、彼の白くて、ひんやりとした足首に惹かれたからだった……。

(注:登場する人名はすべて仮名であり、実在の人物とは関係ありません)

 

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カッパの皿回しも更新しました。そういえば賭け金はどうなってんだろうな。

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