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日本海でヨットを見る

夏が終わって、すっかり秋です。また、季刊ブログになっていました。毎度のことで、申し訳ありません。更新しないと罰金という方法もあまり功を奏さない。身辺雑記は苦手だし、なにかテーマをと思うと、それが心の負担になるのかも、といってもいいわけにはならないなあ。これからは身辺雑記でもなんでもいいので、短くても、こまめになんか書くようにします、といっても説得力ないなあ。。。


ともあれ、久々の更新。この前、縁があって新潟で初めて国体というのを見た。見たといってもヨット競技だけである。しかし、ヨットレースというのは、なかなか素人目にはわかりにくく、陸上競技などを見るときのような観客側の盛り上がりに欠けるのだ。

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ヨット競技も、基本的に競争である。洋上に設けられたブイを決められたルートでまわり、一番速くゴールした者が一着となる。そこまでは、陸上競技とか、スキーとかと同じだ。けれども、レースが行われるのはかなり沖合(1キロ以上)なので、陸地からは、なにが起こっているのかほとんどわからない。


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だいたい、いつスタートしたのかもよくかわらない。スキーや陸上とちがって海の上にはスタートラインが引けない。しかも潮の流れや風や波があるため、ヨットは一カ所にとどまっていられない。そこでスタート地点の周辺をぐるぐるまわりながら、スタートの合図があるまで待機している。風がないと何十分もぐるぐるしていたり、風向きが変わるとブイの位置を変えてコースを変更することもある。けれども、陸地からだとなにが起こっているか、スタートしたかどうかすらわからない。


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レースが始まっても、ヨット同士の区別がつかない。帆にはナンバーが書いてあるので高倍率の双眼鏡でもあれば見分けられなくはないのだが、帆はよく動くし数字は小さいし、向きが変わると隠れてしまう。せめて帆の色を変えるとか、数字を大きくするとか、そういう工夫はできないのか。


ブイとブイの間を行ったり来たりするうちに、どれが一位なんだかビリなんだかもわからなくなってしまう。ゴールしてもそこで停まるわけではなく、そのまま走り続けるので、いつレースが終わったんだかもよくわからない。あれ、スタートしたのかな、あれ、もう始まっているのかな、あれ終わったのかな、という感じで、なんともカタルシスに欠けるのである(もちろん、慣れてくればちゃんとわかるのだろう)。

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ヨットというのは、外からのイメージと内実とは、かなり異なるらしい。一見すると、海の上で風を受けて、いかにも優雅な紳士的スポーツのようだが、実際にはスタート時には、相手よりもよい場所をとるために、ヨット同士が牽制しあい、洋上に激しく罵声が飛び交うという。レースが始まってからも、相手の艇の風を遮ったり、進路妨害をしたり、逆に相手の反則を招くような行為をして、そのたびに罵詈雑言の嵐になるのだそうだ。陸地からはそんなことはわからないのだけど。


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意外だったのは競技用のヨットには後ろの部分がないのだ。これでは水が入ってくるんじゃないかと思うのだが、前に進んでいれば入ってこないらしい。うーん、不思議な構造だ。強度的には大丈夫なのだろうか。


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運営の手伝いには地元の高校生のアルバイトが大勢動員されていた。そんな高校生たちがプレハブの陰にすわってさぼっていた。ゲームでもしてるのかなと思ってふと見ると、なんと花札をしていた。いまどきの高校生でも花札なんてやるのだなあ。


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海辺沿いの看板にはロシア語が併記されていた。


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新潟の海岸というと、ふと拉致を思い出してしまうが、日本海に沈む夕日はたいそうきれいだった。


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コメント

いまどきの高校生が花札には思わず微笑んでしまいました。
ヨット競技というのは紳士のスポーツと言うイメージがあったのですが、勝敗が絡むとこうなるんでしょうか。
いま、中国を旅しております。

投稿: ゴン | 2009年10月11日 (日) 22時37分

>ゴンさま

いつも、ありがとうございます。
ヨット、やはり勝負となると、きれいごとではいかないのですしょうね。そこが面白いところでもあるのですが。
中国、どのあたりを歩いておられるのでしょう。一路平安!

投稿: 田中真知 | 2009年10月12日 (月) 23時59分

へー、ヨット競技って実況でもしてるのかとも思ってたけど、ないみたいですね。
ヘリコプターからとかやればよいのに。
金がかかるか・・・(笑)
とすると、ホントに陸地からは全く状況が把握できない競技なのですね。

ヨットの後部がないってのも不思議。
前進している時はよいにしても、
普通に浮かんでいる時にも大丈夫なのですかね?

レース中の相手の反則を招くような行為というのも、どのようなものなか気になります。

投稿: あきら | 2009年11月 1日 (日) 14時29分

>あきらさま

こんにちは。
競技用のヨットはひたすら前進するためにつくられているので、ゆらゆらのんびりはできないみたいです。
反則は進路妨害とか、なんだかいろいろあるそうです。プロテストとかいうそうで、レース終了後に申告するんだそうです。

投稿: 田中真知 | 2009年11月 2日 (月) 19時29分

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