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名前のわからない神さま

今年は古代エジプトブームなのか、エジプト関係の展覧会が多い。その一つで、いま六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されている大英博物館の古代エジプト展を見てきた。全長37メートルのグリーンフィールドパピルスという最長の「死者の書」が公開されていた。パピルスにはいろんな神さまが描かれているのだが、その中にこんな神さまがいた。

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なんだ、これは? オバQみたいというか、妖怪の一反木綿みたいでもあるし、イスラムでいうムナッカバ(目以外はすっかり覆った女性)のようでもあるが、これが描かれたのは紀元前950年頃なので、もちろんイスラムとは関係ない。


説明を見ると「名前のわからない神」とある。ヒエログリフにそう書かれているのか、それともなにも書いていないので「名前のわからない神」としたのだろうか。右の女性が礼拝しているところをみると神さまなのはまちがいなさそうだが、このずんどうの体型は胴体なのか、それともシーツのようなものをすっぽりかぶっていて、中の人、いや中の神がいるのだろうか。


中の神がいるのだとしたら、なんでこんな格好をしているのか。礼拝しているときに、いきなりシーツを脱いで、相手をびっくりさせるつもりなのか。そういう場面があるかな、と思ってパピルスを見ていったのだが見つからなかった。ちなみに、この神さまはこのパピルスの中に2回登場していた。つま先の向きがちがうだけで、どちらの場面でも右側にいる女性に礼拝されている。

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この女性は、自分が礼拝している相手がだれなのか知っているのだろうか。もう少し御利益ありそうな神さまに礼拝した方がいいのではないのか。でも、ひょっとしたらとんでもなくスーパーな神さまが入っているのかもしれないと思って礼拝しているのかな。なんにしても、いったい、この神さまは何なんだろう。気になる。かわえくん、知っていたら教えてください。


とても気になるので帰宅後、近所のホームセンターで紙粘土を買ってきて、つくってみた。お祈りしたら、いいことあるかな。

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「雑記」カテゴリの記事

コメント

考古学的な位置付けは、私には皆目検討つきません。この『名前のわからない神さま』は、突出しています。容姿もさることながら、壁画の二次元世界の中で、唯一別次元を見つめている。この『名前のわからない神さま』の存在によって、壁画の中の世界におられる神々が、瞬時に世俗的な生活の営みにすら思えてくる。エジプト文明において、この壁画が、いつの時代のものなのか解りませんが… 初期のものだとすると、謎ですね。

投稿: ЁСИЮКИ НАРУСЭ | 2012年7月18日 (水) 21時34分

>ЁСИЮКИ НАРУСЭさま

「名前のわからない神さま」の名前、フェイスブックのほうで教えてくださった方がありました。たぶん「メジェド」というそうです。別バージョンもあるようです。次のエントリーでそのあたりのことを書きますね。
ЁСИЮКИ НАРУСЭさんの名前も読み方が謎です笑。

投稿: 田中真知 | 2012年7月19日 (木) 23時49分

(^^;)『メジェド』というのですか… 個人的には、名前が解ってしまって残念です(笑)。『名前のわからない神さま』のままでいて欲しかった。名前が解ってしまうと、なんだか神々の中に紛れ込んでいる、変わり者にしか見えなくなってきた… 私の名前も『ЁСИЮКИ НАРУСЭ』はキリル文字ですが『メジェド』って読んでください。ないしは、オバQでも(^^;)

投稿: ЁСИЮКИ НАРУСЭ | 2012年7月20日 (金) 18時16分

名前のわからない神様、立体化されたんですね。
あの2次元感を失わないステキな出来栄えです。

そして一緒に後ろ姿が写っているエジプトダッキー、
我が家にもおります。

いつも博物館に行くと感じる違和感・・・文化と歴史と政治権力・・・についてぼやーっと考えつつ展示終わってたどり着いたミュージアムショップで、死者の書のプリントクッキーやらチョコクランチがプレミア価格でうってるのやらみて。

ビジネスのニオイがプンプンする!あぁもう!!

などと思っていたのに、数分後にはしっかりとあひるちゃんを持ってレジに (´・ω・`)””

「珍しいものを所有したい。」

あぁ、、、これがシンプルで強欲な理論なのだと思いました。

投稿: インソムニア | 2012年7月22日 (日) 02時43分

>インソムニアさま

スフィンクスあひる、ツタンカーメン展でも売っているようですがサイズやデザインが微妙にちがいます。
美術館という発想そのものが西洋近代化の象徴ですから、インソムニアさんの違和感はもっともです。このテーマについては「美術館の誕生」とか、いろいろ本も出ています。

投稿: 田中真知 | 2012年7月25日 (水) 00時48分

突然通りすがりに失礼致します。
先日、このエジプト展を見て参りまして、私もこの「名前のわからない神様」が気になって気になってしょうがなかった一人です。
ネットを徘徊していて貴記事を発見して思わず歓声を上げてしまいました(^^;

明らかに他の古代エジプトの神々とは異なるその姿・・・。
一緒に行った小学生のムスメに「頼むから将来はエジプト文明を研究して、この神様を解明して!!」と懇願してしまったほどです(笑)

私も帰宅してすぐにこの神様を描いてみてしまいましたが、まさか像を作成してしまっている方までいらしたなんて。
なんかホント、嬉しくて思わず書き込みさせていただいてしまって、すみませんでした・・・。

投稿: あきさ | 2012年8月17日 (金) 23時45分

>あきささん

こんにちは。コメントありがとうございます。
この神さま、気になりますよね。
ファンがいてくださってうれしいです。
じつは別バージョンもいることがわかりました。次のエントリーで書きます。

投稿: 田中真知 | 2012年8月18日 (土) 01時07分

お返事ありがとうございますm(_ _)m
楽しみにしていますね~!

投稿: あきさ | 2012年8月21日 (火) 00時40分

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