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かっぱくんとあひるさん

はつゆき (かっぱくんとあひるさん 19)

さむいと おもったら ゆきが ふっていた

 

 

 



はつゆきだ!

 

 


あたらしい ゆきは あなを あけると ちょっと あおく みえる

 

 

 

 

でも そばに ちかづくと また しろくなってしまう

 








ゆきって ふしぎだな・・・

 

 

 


あ あれは・・・

 

 

 

 

「やあ かっぱくん げんきかい」


「あひるさん こおりそう・・・」


「うもう きているから だいじょうぶさ」

 

 

 

 

「ゆきって どのくらい ふるのかな?」


「これまでに 8692042960598714938 つぶ ふりつもったね」


「どうして わかるの?」


「かんたんな さんすうさ」

 

 

 

 

「あのひとたち なにしているの?」


「ゆきを あつめているのさ」


「どうして?」


「ゆきの ふらない あついくにへ とどけてあげるのさ」

 
 

 

 

「あついくにって?」


「ろんどん みたいな とこさ」


「あの ふくろの なかには ゆきが はいっていたんだね!」

 

 

 

 

 
「ほら ろんどんに ゆきが とどいたよ」



「これで ろんどんの ひとも ゆきを たのしめるね」

 

 

ろんどんの ひとも かまくらや ゆきだるまを つくるかな・・・

 

 

 

「ここで まっていると ゆきだるまが あらわれるのさ」


「ほんと?」

 

 

 

 

 

「まだ・・・?」


「もう すこしさ」

 

 

 

 

「あひるさん ひょっとして・・・」


「かっぱくん かんが するどく なったね・・・」

 

 

 

 

 

〈おわり〉

かっぱくんの おにいさん (かっぱくんとあひるさん 18)

さくらも さいて はるが きたのさ





ことしの はるは すこし みちに まよっていた みたいだね






こんどから はるにも ちずを もたせないとね





おや あれは かっぱくんだ





「やあ かっぱくん はるだねえ」

 

「・・・」




あ あれは・・・






「あひるさん!」

 

「あれ こっちにも かっぱくんが・・・?」





「どうして かっぱくんが ふたり いるのかな?」

 

「ぼくの おにいさん なんだ」

 

「かっぱくん おにいさんが いたの!?」

 

「うん」

 




「かっぱくんの おにいさん ちょっと くらいね」

 

「うん・・・」





「おにいさん おともだちの あひるさん だよ」

 

「・・・だまされる ものか・・・」





「おにいさん いつも あんな かんじなの?」

 

「うん・・・」

 

「ようするに ぜつぼう しているんだね」

 

「う〜ん・・・」

 

「それなら なぐさめて あげよう」

 





「やあ おにいさん はじめまして いい てんきだね」

 

「・・・しんじる ものか・・・」





「おにいさん いっしょに さんぽに いこう」

 

「・・・だまされる ものか・・・」



「ほら さくらも ぜつぼう しているよ」

 

「・・・」



「あのひとも うちのめされて たちあがれないのさ」

 

「・・・」



「ほら おんなのこが おとこに おもいえだを もたされているよ」

 

「・・・」



「みんな ぜつぼうして たちあがる げんきもないのさ」

 

「・・・」




「はるは むしの きせつでも あるのさ」

 

「・・・むしの きせつ・・・?」



「みんな ぼくたちを むし してるだろ」

 

「・・・むし・・・」

 

「みて みぬ ふりって やつさ」



「そんなときは むしのいい ねがいを するといいのさ」

 

「・・・」


「これは なかなかの やしんかの ようだね」

 

「・・・」



「おにいさん なんとなく あかるい きもちに なったかい?」

 

「・・・」

 

「あひるさん・・・」

 

 

〈おわり〉

くりすますの とかいへ (かっぱくんとあひるさん 17)

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あるばん あひるさんが とかいへ つれていってくれた





 


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「ずいぶん たかいねえ」


 

「これは ばべるの とう っていうのさ」



 




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「ばべるの とうでは なんでも たかいのさ」

 

「ふーん」




 


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「これは ばべるの はなだよ」
 


「ほんとに たかいねえ」

 
 

「それほどでも ないさ」


 








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「これは いったい なに?」


 
「たかいところを あるく れんしゅうを しているのさ」

 
 

「なんだか おっかないなあ」
 
 
 
「ばべるの ひとは なにかと たいへんなのさ」






 
 


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「あ あれは・・・」


 
「たかい いぬさ」










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「あ あそこにも・・・」

 

「むかしの ばべるの とうだよ」









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「きれいだね」
 


「たかい からね」





 
 


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「なんだか ばべるの とうは つかれるなあ」


 
 
「それなら ひなびた とかいへ いこう」









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「ここが ひなびた とかいだよ」

 
「ふーん」






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「ほら ひなびた ひとたちだよ」

 

「ほんとだ」





 

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「あ かっぱくん こんなところに・・・」

 
 

「・・・」


 

「かっぱくんは あまり ひなびてないね」


 
 


 

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「あ あれは・・・」


 
「さんたくろーすが  おきわすれた ふくろさ」

 
 
 


 
 
 

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「さんたくろーす って わすれっぽいんだね」


 
「おじいさん だからね」

 
 
 
 
 


Rimg0066


「このなか ぷれぜんとが はいっているのかな?」


 
「ちがうよ」


 








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「じゃあ なにが はいっているの?」


 
「さんたくろーすは ひとから あつめた わるいものを ふくろに つめて もってかえるのさ」




 
 


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「わるいものって?」

 

 
「あいつは ゆるさん とか ぼくは もうだめだ とか そういう きもちさ」


 
「ふーん」






 
 
 



Rimg0025


 

「そういう わるいものを ぬすむのが さんたくろーすの しごとなのさ」


 
「さんたくろーすって どろぼう だったんだね」


 
「だから この ふくろは あけちゃ だめだよ」


 
 
 
 

 
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「どうして さんたくろーすは そんなものを ぬすむの?」

 
 
 
「そうすると よのなかが きれいに みえるように なるからさ」

 
 
「ふーん」


 
「それが さんたくろーすの おくりものなのさ」


 

 


 
 
 


Rimg0073

 


「きれい だねえ」

 
 

「さんたくろーすの おかげさ」



 
 
 

 

〈おわり〉
 
 
 
 


おまけ

Merry_christmas_2011_3


 

おちばのきせつ 3 (かっぱくんとあひるさん 16)

(前回までのあらすじ)

葉っぱが色づくのには、思いがけないわけがあった。かっぱくんは科学的にかんどうしたのだが。。。


 
 
 
 
 


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はっぱが すっかり おっこっちゃった

 
 
 
 
 
 
 
 

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「なんだか ちょっと さびしいな」


「よるには かがくの ちからで また はっぱが でてくるさ」


「ほんと?」


「そうさ それなら よるの もりを みにいこう」

 
 
 
 
 
 
 
 

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「この きかいに のって いくのさ」


 
 
 
 
 
 
 
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「たしか このあたりだよ」


「あ これは・・・」


「さんたくろーすだ」


 
 
 
 
 
 
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「まえに あったときは ふくを きていたのにな」


「ふくはね こまっている ひとに ぷれぜんと したのさ」


「さんたくろーすって いいやつ なんだね」


 
 
 
 
 


Img_0622

 

「ほら ここだよ」


「はっぱが ひかってる」


「じつに かがくてき だね」

 
 
 
 
 
 


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「あ きが ひかってる」


「はっぱに いろが ついたあとは ひかるのさ」


「きれいだね」


「かがくてき なのさ」


  
 
 

  

  

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「ひかる みが なっている」


「こういうのを たなばたって いうんだよ」


「たなばた?」


「たなばたには ねがいごとを すると いいのさ」


 

 
 
 
 
 

Img_0695


「ほら あのひとも ねがいごとを しているよ」


「ねがいごとが かなうと いいねえ」

 
 
 
 
 
 


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「あひるさん あれは なに?」


「あれは ながれぼしって やつさ」

 
 
 
 
 
 


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「あ ながれぼしが・・・」


「たなばたには よく ほしが おちるのさ」


 
 
 
 
 
 


Img_0701

 


「あ ここは なに?」


「ここは くっつける もりさ」


「くっつける もり?」

 
 
 
 
 
 
 

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「あの さんかくの なかに はいると ともだちに なるのさ」


「このまえの くっつける きかいと おなじだね」

 
 
 
 
 
 

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「ほら ともだちが でてきたぞ」


「かがくてき だね」

 
 

 
 
 
 


Img_0700


 

「ひとりで はいったら どうなるのかな?」


「じぶんと ともだちに なるのさ」


「じぶんと?」


「それが いちばん むずかしいのさ」


 
 
 
 
 
 
 
 

〈おわり〉


 
 
 

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おちばの きせつ 2 (かっぱくんとあひるさん 15)

 
(すみません、おそくなりました。。。前回までの あらすじです)

葉っぱに色がつくのを不思議に思ったかっぱくん。あひるさんが「わけ」を教えてくれたのだけど・・・


 
 
 
 
 
 

 


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「でも まだ よく わからないなあ」


「なにが わからないんだい?」


 
 
 
 
 
 


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どうやって はっぱは きいろく なったり・・・

 
 
 
 
 

 
 

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あかく なったり・・・
 
 
 
 
 
 
 
 


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なんとも いえない いろに なったり するんだろう・・・


 
 
 
 
 
 
 
 


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「それには ひみつが あるのさ」


「ひみつ?」


「しりたい かい」


「うん」

 
 
 
 
 
 
 

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「よし ひみつの ばしょに あんない しよう」


「なんだか どきどき するな」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


(こうして かっぱくんと あひるさんは ひみつの ばしょへ でかけた・・・)


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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「さあ ついたぞ」


「ここは いったい・・・」


「この なかに ひみつが かくされて いるのさ」

 
 
 
 
 

 


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「あひるさん ここは・・・」


「ここに ひみつの きかいが あるんだよ」


「きかい?」

 
 
 
 
 
 
 


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「この きかいを つかって はっぱを きいろくしたり あかくしたり するのさ」


「えーー!?」


「よのなかの いろんな ものは きかいで うごいて いるのさ」

 
 
 
 
 
 
 


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「ゆきを ふらせたり・・・」


 
 
 
 
 

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「はなを さかせたり・・・」


 
 
 
 
 
 
 


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「みずたまりに なみを たてたり するのも・・・」

 

 
 


 

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「じつは きかいの おかげ なのさ」


「えーー!?」


「それが かがく というものさ」


「かがく?」 


 
 
 
 
 
 
 
 


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「この きかいも じつに かがくてき だね」


「むずかしそう だなあ」


「それほどでも ないさ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「あひるさん この まーくは なに?」


「なかに せんぷうきが はいって いるのさ」

 
「せんぷうき?」

 
「かぜを ふかせたり たいふうを おこしたり する きかいさ」


 
 
 
 
 
 
 
 
 


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「ふむ なかなか おつな ことが かいてあるね」


「ぼく むずかしくて わかんないや」


「かっぱくんも おおきく なれば わかるさ」


 
 
 
 
 
 
 
 

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(*クリックで拡大)


「ふむ これは なかなか かがくてきな もんだいだね」


「ぼく みぎの ひとの ような きがする」


「それは かがくてきな いけん だね」


 
 
 


 
 
 
 
 
 

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「あ あれは・・・」


「あひるは かがくてきな いきもの なのさ」
 
 

 
 

 
 
 
 
 
 
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「あ ここにも・・・」


「これは かがくてきな えいがさ」

 
「あひるさんて すごいんだね」


「いや かがくてき なのさ」

 
 
 
 
 
 

 
 
 

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「これは なにを する きかいなの?」


「くっつける きかいさ」


「くっつける?」


「そうさ だれかと だれかを くっつけて ともだちに するのさ」


「ともだちを つくる きかい・・・」


「この きかいが こわれると みんな けんかを はじめるのさ」


「だいじな きかい なんだね」


「うん でも さいきん あまり ちょうしが よくないんだ」


 
 
 
 
 
 
 


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「ために なったかい?」


「うん なんだか かんどう しちゃった」


「それが かがくてきな かんどう というやつさ」


 
 
 
 
 
 

(あと1回つづく 明日かあさって←ほんとうです)


 
 
 
 
 
 
 

 

おちばの きせつ 1 (かっぱくんとあひるさん 14)

こんにちは。例によって、という言葉も空しいかぎりですが、久しぶりの更新です。


 
 
 

 


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いつのまにか はっぱが いろづいていた


 
 
 

 
 

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どうして いろが かわるんだろう


 
 
 

 
 

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まえに みたときは みどりいろ だったのに


 
 
 
 
 
 


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だんだん きいろく なってきて

 
 
 
 
 
 

 

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そのうち すっかり きいろく なって
 

 
 
 
 
 

 
 
  

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はっぱが したに おっこっちゃった


 
 
 
 
 

 
 
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ふしぎ だなあ・・・

 
 
 
 
 
 
 


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こっちの はっぱは あかく なってる

 
 
 
 
 
 
 

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こっちの はっぱは ちゃいろいよ


 
 

 
 
 
 
 

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いろの ついた はっぱって きれいだな


 
 
 
 
 

 


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それに ふかふかして きもちいいな

 
 
 
 
 
 
 

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あ あれは・・・

 
 
 
 
 
 
 


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「あひるさん こんにちは」


「やあ かっぱくん げんきかい」


 
 
 
 
 
 


 


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「あひるさん はっぱって どうして いろが つくの?」


「それはね わけが あるのさ」


「わけ?」


「その わけを しるために ちょっと おさんぽを しよう」

 
 
 

 
 


 
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「ほら これは かっぱくんと おなじ いろ だよ」


「ぼくの いろ・・・」


 
 
 
 
 

 


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「じゃあ こっちは なんの いろかな?」


「あ あひるさんの いろだ!」


「いい ところに きが ついたね」


 
 
 
 
 
 

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「かっぱくんも おおきく なると きいろく なるのさ」


「ええっ・・・」


 
 
 
 
 


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・・・ぼく あんまり きいろく ならなくても いいな・・・


 
 

 

 


(つづく たぶん2、3日中)

かっぱくんの なつやすみ にっき 6

(前回までの あらすじ)

「てんごく」を見学したかっぱくんとあひるさん。でも、かっぱくんはちょっと微妙な気持ちになってしまったのだった・・・


 


8がつ◎にち

りょこうじんの のろし
 
 


Rimg0066

てんごくを でて しばらくすると ひが くれた
 
 
 
 
 


 

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「ぼく おなか すいてきたな」
 

「よし れすとらんへ いこう!」

 
 
 


 
 
 

Rimg0007


れすとらん・・・

 
 
 
 
 


 

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こんなとこかな・・・


 
 
 
 
 


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それとも こんなとこ かな・・・


 
 
 
 


 

Rimg0009


「や だれか いるぞ」
 

「じょうもんじん だったら やだな」


 
 
 


 

Rimg0021


「あれは じょうもんじん じゃなくて りょこうじんさ」
 

「りょこうじん?」
 

「そう さいきんは だんだん へってきている みんぞくさ」

 


 
 
 

Pict0015

「りょこうじん なにしてるの」
 

「おくりものを こうかん しているのさ」
 

「おくりもの?」

 
「りょこうじんは あっちや こっちへ いくので おくりものを たくさん もっているのさ」 

 
 
 
 

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「こんなのとか・・・」


 
 

 
 
 


Rimg0010

「こんなのとか・・・」

 
 
 
 

 


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「こんなのとか」
 

「こういうの なにに つかうの?」
 

「つかいみちが ないのが りょこうじんの おくりものの いいとこさ」


 
 


 
 


Rimg0011

「どうして?」

 
「つかいみちが あったら つかわなく なったら おしまいだからさ」
 

「ふ~ん」

 
 
 
 


 


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「あひるさん あれは いったい なに?」
 

「たぶん のろし さ」
 

「のろし?」

 
「ここに りょこうじんが いることを だれかに しらせているのさ」


 
 
 
 
 
 

Pict0002

「あ あがっていく・・・」
 

「てんまで とどくと いいね」

 
 
 
 

 

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しばらくすると よぞらに おおきな はなが さいた・・・

 
 
 
 
 


 

Rimg0085


「この のろしを みたら どうなるの」

 
「りょこうじん になっちゃうのさ」
 

「ええ そうなの?」
 

「じょうもんじん になるのと どっちがいい」
 

「うーん りょこうじんで いいかな」


 
 
 
 
 

(かっぱくんの なつやすみ にっき おわり)


かっぱくんの なつやすみ にっき 5

間が空いてしまって、すみません。。。すっかり、涼しくなってしまった。


(前回までの あらすじ)

「てんごく」が気になるかっぱくん。あひるさんは、そんなかっぱくんを、「てんごく」へと連れていってくれた。赤いトンネルをぬけると、ついに二人は「てんごく」へたどりついた・・・


8がつ▽にち

てんごくへ いったけど 

 

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「かっぱくん どきどき するかい?」


「う~ん」


 
 
 
 
 

 

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「てんごくでは かっぱくんの ひみつが わかるのさ」


「なんだか はずかしいな・・・」


 
 
 
 

 
 
 

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「かっぱくんて ほんとうは こんな なんだね」


「ええー ちがうよぉ・・・」


 
 
 

 
 
 
 

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「かっぱくんが すきなのは しりこだま だったのか」


「そんなもの しらないよぉ」


 
 
 
 

 
 
 


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「かっぱくんは かなものと ひょうたんが きらいだったんだね」


「そんなこと ないよぉ・・・」

 
 
 
 
 

 

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「かっぱくんは ひょうすへ ひょうすべ って なくんだね」


「なかないよぉ・・・」


 
 
 
 
 
 


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「かっぱくんは かせきになると こうなるんだね」


「・・・」

 
 
 
 
 
 
 
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「かっぱくん かんどう したかい?」


「・・・」


「かんどうで ことばが でないんだね」


 
 
 
 
 
 

あと いっかい つづく


 
 

かっぱくんの なつやすみ にっき 4

(前回までの あらすじ)

道にまよって大都会へたどりついたあひるさんとかっぱくん。たくさんの化石のひとと会って、ちょっとぞくぞくしてしまったかっぱくんだった。それから、かっぱくんには、なんだか気になることがでてきた・・・



8がつ□にち

てんごくは どこ?


 
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「あひるさん てんごくって どんなとこ?」


「かっぱくん きゅうに どうしたんだい」


「うーん なんとなく」


「だいとかいに つかれたんだね」


 
 

 
 

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「よし てんごくへ いってみよう」
 

「ええ? いけるのー!?」


「みちを まちがえなきゃ かんたんさ」


 
 
 

 

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「この みちで いいの?」
 

「うーん ちょっと ちがうな」

 
 

 
 

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「あ みつけたぞ」

 
「この みち なの?」

  
 
 
 
 


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「これが てんごくへの いりぐちさ」


「あかい とんねるだ」


 
 

 
 
 

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「うらに なんか かいてある」


「おきょうが かいてあるのさ」


「おきょう?」


「かみさまの なまえ のような ものさ」


 
 
 

 
 
 
 
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どこまで つづいているんだろう・・・

 
 
 
 

 
 

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めが まわりそうだ


 
 
 
 


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「なんだか くらくら しちゃうよ」


「そんなときは おきょうを おがむと いいよ」

 
 

 
 

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「あ あれは・・・」

 
「てんごくで いそぎの ようじが あるのさ」

 
 
 
 

 
 

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「これは なに?」

 
「まよけの おふださ」

 
「まよけ?」

 
「この おふだが あると わるものが てんごくへ はいれないのさ」


 
 

 
 
 

 
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てんごくって どんなとこだろう・・・


 
 

 
 

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こんなだったら やだな・・・

 
 

 
 


 
Pict0141

「このあたりで とんねるの そとに でるよ」

 
「えー? まだ さきが あるよ・・・」

 
「かっぱくんの てんごくは とちゅうに あるのさ」

 
「とちゅう なの?」


 
 
 
 

 


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「この ちかくだと おもうんだけどな」

 
「きれいな とこ だね」

 
 
 
 

 
Pict0226


「あのひとも てんごくを さがしてるの?」

 
「てんごくは すぐそばに あるのに なかなか きづかない ものなのさ」


「ふ~ん」

 
 

 


 
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「やや ついに みつけたぞ!」


「えっ・・・」


 
 
 
 

 

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「ほら! ここが かっぱくんの てんごくさ」


「!・・・」


 


にっき5へ つづく
  
 
 


かっぱくんの なつやすみ にっき 3

(前回までの あらすじ)

すいか畑であひるさんに出会ったかっぱくん、いっしょに「じょうもんじん」の村をたずね、そのあと森のなかを歩いていたが・・・


8がつ△にち

だいとかいで ぞくぞく


 


Pict0180


「あひるさん ここは どこ」


「さあ どこだろう」


「みちに まよったの?」


「いきていくのに まよいは つきものさ」

 
 

 
Pict0194

なんだか さびしい とこだなあ

 

 
 
 

 
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「あ あそこに だれか いる」


「ちょうど よかった みちを きいてみよう」


「じょうもんじん だったら どうしよう・・・」

 

 
 
 


 
Pict0182


「あ かせきの ひとだ」


「みちに まよって かせきに なっちゃったんだね」


 
 
 

 
 

 
Pict0203

「あの おはな みたいなのは なに?」


「あれは せんぷうきさ」


「せんぷうき?」

 
「あつい なつを すずしく してくれるのさ」


 
 

 
 

 

 
Pict0179

「ここにも いっぱい あるよ」


「このあたりは ぶんめいが すすんでるのさ」


「すすんでる?」


「ちかくに だいとかいが あるんだよ」


 
 
 
 
 

 
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「なんか かいてあるよ」


「だいとかいへの みちしるべさ」


 
 
 
 

 

 
Pict0192

「だいとかいには なにが あるのかな」


「あひるや ひとが いっぱい いるのさ」


「かっぱも いるかな・・・」

 
 
 
 


 
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「どうやら だいとかいに ついた みたいだ」


「かせきの ひとたちが いる・・・」


 
 
 
 
 
 


 
 

 

 
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「うひゃー!」


 
 
 
 


Pict0176


「かせきの ひと だらけだよ!」


「みちに まよって ながれついたのさ」


「ながれついたの?」


「それが だいとかいって やつさ」


 
 

 

 
 Pict0152

「みんな なに してるの?」 


「みちを さがして いるのさ」


 
 

 
 
 

 
Pict0148


「どんな みち?」


「それは さがして みないと わからないさ」

 
 
 


 
Pict0143

「なんだか ぼく せなかが ぞくぞく してきたよ」


「せんぷうきの せいだよ」


「そうかなあ・・・」


 
 


4へつづく

 
 
 

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